こんにちは
再生プラスチックリサイクル原料・商品の商社
有限会社GREEN PLUSの西です。
今日は「プラスチックの逆襲・出版記念パーティー」についてお話ししたいと思います。
7月21日(金)慶応義塾大日吉キャンパス 来往舎2F 大会議室にて
「プラスチックの逆襲」出版記念パーティー&デザイン塾 プラスチック独自の美とは何か
という講演会を参加、出席させていただきました。
実は今年の初めぐらいにお手紙をいただきまして「プラスチックの逆襲」という本を出版を
されるということをお伺いしまして、プラスチックみらい研究会として関連団体として
名前を掲載させていただくご縁をいただきました。
プラスチックの逆襲!!なんとも刺激的でインパクトのあるネーミングにビビッときまして
題名としては勇気のいる題名。業界団体ど真ん中では、老婆心的に周りから全力で
反対されかねない題名かもしれません。しかし、インパクトのないものを世に出しても
目に触れられないようでは存在しないことと同じです。
多少の過激なメッセージで目を引いてまずは本を読んでもらい、言わんとすることを
分かってもらいたい!本の題名は心を掴む、キャッチコピーの要素もあるので大事ですよね。
講演も13時~16時15分ごろまでとミッチリとありまして
本の制作に関わられた方のご講演を聞くことができました。
目 次
プラスチッキーはネガティブな言葉ではない
自動車業界で主につかわれている「プラスチッキー」という言葉。
プラスチックみたいに安っぽいとうようなネガティブなイメージ使われがちのようです。
なぜプラスチックは安い!安っぽいというイメージついてしまったのでしょうか??
プラスチック素材の進出はデザイン業界にはものすごいインパクトある素材だったようです。
それまで主に使われていた天然素材(皮、紙、石、木、植物などなど)と違った
色の発色、天然素材ではできなかった形への自由度などプラスチックだから可能にした
そして、大きな可能性を秘めた素材ということでデザイナーたちからは驚きと大きな期待を
されていた素材、それがプラスチック素材でした。
車業界もいわゆる、プレミアムと呼ばれる高級車の内装は本木や本アルミといった
高級素材がつかわれる中、大衆車のクラスは販売価格が決められている中で
顧客の満足を満たすものをつくることに必死になっていきます。
その中でプラスチックは、プラスチック素材の持つ良さや独特の特徴を活かす方向と
いうことよりも、天然素材を模倣する素材として使われるようになったようです。
いわゆる「なんちゃって木目」「なんちゃんてアルミ」「なんちゃってメタル」
色や形状の自由度を活かし、さまざまな成形方法が編み出され、技術も飛躍的に
向上したのですが、それとは裏腹にリーズナブルな大衆車にメインで使われる素材。
安くて(大量生産)、天然素材の模倣素材。そんなイメージがついたようです。
「プラスチッキー」と言われるとなんだかネガティブな呼び名ではありますが・・・
でもよく考えると、プラスチックは他の素材の模倣はできても、プラスチック素材が
他の素材に模倣されることはほぼ無理ではないでしょうか??
そんなことを個人的にフッと講演中に考えたりしました。
模倣を極めていく方向性のデザイン(最適デザイン)と、そしてプラスチックだからできる
新たなデザインへの挑戦(創発デザイン)への開発には終わりがありません。
そうプラスチッキーは安かろうな素材にとどまらず、プラスチックらしさ、
プラスチックだからできることの無限の可能性を今一度噛みしめるような
久しぶりにプラスチックのポジティブなシャワーを浴びた講演会でした。
ミラノでは古いプラスチック製品もアンティークのように市場でうられているようです。
未来へ向かって使われていく素材
昨今は海ゴミ問題、マイクロプラスチック問題もあり「天然素材=環境にいい素材」のような
イメージのプロモーション商品が出てきたりして、仮想敵にされる人工物=環境に悪い
という短絡的な反対語の代表素材、不遇な環境にあるプラスチックですが
これだけ生活に密着し、最先端から医療、工業、雑貨、食品、家電、ヘルスケアまで
幅広く使われている素材です。全く使わない!!ということはもはや不可能です。
(江戸時代ぐらいまでもどるしかありません)
しかしプラスチックフリーという商品が環境にいいかのように売られてしまってる現在。
その中でやはり問われるのは「倫理的な思考の製品」ということは外せないと思います。
いわれなき風評被害の代表だったダイオキシン問題も化学業界には大きな痛手でした。
あとからどれだけ正しい情報を流しても、一度広まった悪評はクリーンにはできません。
消費者が正しい情報をつかむ。プラスチックリテラシーを向上させるにも情報が
少なすぎる中でバランスの悪い選択がされていく。
苦労してモノを作っても「プラスチックは環境に悪い、体に悪い」で作り手まで
環境悪にされてしまう・・・これではやはり不遇な環境のままです。
目に触れる、耳に入る情報についてはプラスチックのネガティブな情報が多く
ポジティブな情報は一部のプラスチックのプロのみが知ってるものぐらいで限定的。
もっとプラスチックを使う消費者向けにプラスチックの良さや魅力、機能、正しい情報や
また場合によっては、こういう使い方は危険!という情報も積極的にながしていく
やはりプラスチックファンのプロがプラスチックの良さを語り、表現し、発信して
いくしかないのではないでしょうか?!
VIVAプラスチックの仲間が楽しいプラスチックの世界を創造していくこと
プラスチックの未来とともに、人類の未来も楽しいものにしたいではありませんか!
プラスチックの逆襲はそんな未来へのプラスチックの可能性の扉のような本だと
私自身は感じました!
今回はこのようなご縁をいただきまして本当に感謝しております。
折角、つながったご縁でもございますのでプラスチックみらい研究会でできることなど
あればドンドンとコラボしていきたいと思っております。
プラスチックの逆襲
プラスチックの逆襲 是非お手にとって読んでみてください。
プラスチックの逆襲ただいまAmazonでも販売しております。
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ネット購入は苦手という方おられましたらプラスチックみらい研究会まで
お問合せください。(info@plamirai.com 西 まで)