こんにちは!
日本のモノづくり、人づくり、事づくりライター
西 奈緒美が勝手に総力取材!
気になるオモシロ技術やサービスを記事にさせていただいております!!
本日はシリーズ連載でいくつかに分けて私なりの考えをまとめてみる形で
「プラスチックがそんなに悪いのか?!」をお送りします。
昨今、海洋プラスチックゴミ問題で声高にいわれているところの
闇深さや私もプラスチックを使って快適な生活を送っている消費者の一人として
また業界からの目も含めてまとめてみたいと思います。
自分自身のライフスタイルに合うプラスチックを選ぶ
近年、ライフスタイルも多様化に伴い便利・早い・軽いことへのニーズが高まってます。
女性も社会進出が伴い、時短家事などの家電製品や便利グッツなども出てきていて
その商品の多くにプラスチックが使われています。
もしかしたら日本にいてプラスチック製品を一度も触らずに生活することは
もはやできないのではないか?!というくらいに、ありとあらゆるところに
プラスチック素材は使われています。
それは見た目はまるでプラスチックにみえないものが実はプラスチックだった!と
いうものも多いです。そして経済的にも大量生産がしやすいこの素材は
リーズナブルな価格を実現させることができ、私たちの経済的な部分を担っています。
安くて、軽くて、便利で、水に強くて、色もカラフル!と機能は多く
他の素材に比べるとカスタマイズしやすい素材。それがプラスチックです。
他の素材でここまでのニーズに応えた素材はないのではないでしょか?!
プラスチックはより良い生活、便利な生活を追求していく都度に要求される
ニーズに合うために素材も開発されてきたこともあり、
その種類は2000種類以上にもあるという複雑になってきてしまいました。
しかし、それも生活の多様化で豊かさの追求、良い生活をしたい、
便利な生活をしたいという人間の欲求がもたらした負の部分。
自分と隣に住んでる人が同じ生活をしているということは、
ほぼない中で昔より複雑になってきている消費スタイル。
自分が選ぶもの、使うものについて、人と同じということなくて
自分で「いいもの」「合うもの」を使うことへの責任は、
これだけ商品が溢れてる社会だと消費する側の無知も問題になってきます。
せめて自身の使うもの、使いたいものについては自分で能動的に情報や知識を
得て、また選ぶ基準となるものについては、自分で調べてみたりすることは
これから必要になってきます。CMや広告からだけでは厳しい。
そして選ぶ際に注意するべき点は必ずメリットの裏側には、同じだけの
デメリットもあるということです。適材適所、何を優先とされるのか
選ぶことでのデメリットも消費する人たちは理解して使うということです。
万能素材とうは残念ながらない。
自分にとって都合のいい素材・製品選びです。
自分に合うか合わないか、その中で最適なものを選ぶことが結果
「自分にとっていいもの」をチョイスする力は、これから必要なスキルに
なってくると思います。あなたに合うものは私と同じではない。
「あなたと私のライフスタイルは違うので、消費するものが同じではない」
この大前提にたって、プラスチックへの関心を高める初めのきっかけとして
自分の生活で使っているプラスチックからまず考えてみるのも
いいかもしれませんね。
亀の鼻の穴に入ったストローが、もしストローではなかったら
昨今、海洋プラスチックゴミ問題が声高にいわれるようになってきました。
その象徴的な事件が下の亀の鼻に入ったストローの動画&記事です。
そして海洋プラスチックゴミが与える海洋生物に対する生態系への影響として
海洋プラスチックゴミについて関心が一気に高まりました。
また海に打ち上げられたクジラの井の中には大量のプラスチック素材の製品が
出てきたり(中には確かに胃袋には入っていたのですが、それが死因だと
断定されてないものもあります)海洋生物が間違えて食べてしまう
理由はまだはっきりわかってはいませんが、エサとなるものと
同じようなにおいがするなどともいわれたりしていますが
まだはっきりとした理由はまだわかっていません。
そして海に流れる各国の川の事情が報道されるようになりました。
映像はとても刺激的で日本ではありえない状況なだけに
ショッキングな映像として取り上げられると使い手の人たちの不法で悪質な投棄よりも
「プラスチック」素材への反感が一気に高まっていきました。
プラスチックがトコトコと歩いて海にいくわけでもなく、捨てて川を伝って
海にながれる。そのポイ捨てをやめない限り増え続けるこの問題。
しかしなぜか「そんなプラスチックを使うのをやめてしまえ!」という
極端な思考・発想になっていったのですが、その象徴的な事件であり
インパクトが強かったのが亀の鼻のストローでした。
しかし、そもそも亀の鼻にストロー以外のものが入っていたら
ここまで騒ぎになっていたでしょか?!
ストローだから注目を浴びたのでしょうか?
これが例えば爪楊枝や釣り針ならどうなっていたのでしょか??
先日、アザラシの鼻の穴にウナギが入ったという記事がありましたが
その記事よりも亀&ストローがこれだけ話題になったのには
やはり訳があるのではないかと思うのです。
ストローを規制してみても実際に生活で使われて消費されてる量やら
いうと、1%ほどのものです。それをやめてみてもプラスチックを減らす
要素にはなりにくく、そもそも無くても生活できる人は亀の鼻にストローが
入る前にもおられたのですから、一気にNOプラスチックという動きには
なりにくいのが現状。しかし、なぜか大手企業などはプラスチック
ストロー使用を取りやめ!とうこととなっていき、話題になってはネット
ニュースに取り上げられる感じです。ストローが話題になる!
自社の環境関心度のアピール。なくてもいい人にとっては「別に」的な
ところですが、イメージ戦略だったり、また同時に投資家への心象などに
影響があるのではないかと思ったりしてます。
ほぼサービスでついてきた(商品&サービスに含まれる)ストローですから
使用をやめることでは企業のコスト削減ならば企業の利ですからね。
それをわざわざ記事となり話題になるということは?!そのメリットは?!
と考えると純粋にプラスチック削減とうよりは他の要因・思惑なのでは
ないとかと考えたりします。しかし私がそれ以外にもっと気になるのが
プラスチックのストローの代わりに、出てくる新商品の
マーケティング要素につかわれいるような節があることです。
ニーズがあるから商品ができるのですが
これらの商品も海にポイ捨てされれば海のゴミです。
この亀の動画&記事が発端で、いろんな商品の記事が出てきました。
プラスチック以外の新商品のマーケットに注目が集まったのも事実です。
また弊社にも「海のゴミの素材はありませんか?」という某メーカー
からの問い合わせがあったときにはびっくりしました。
海のゴミ材料というカテゴリー縛り。これはもう炎上商法的な
ネガティブワードがホットワードになっていると感じたのでした。
つづく